ゴンドラ乗り場の庭にはきれいな花が咲き乱れている。見た目は大きくない事務所は緑の壁で自然にマッチしている。ゴンドラの搭乗巻を買ため車椅子でも乗れるかを確認する。係りが車椅子でも上まで行けるといってくれた。早速天気があまり良くないがゴンドラケーブルに乗り込む。ケーブルは30人くらいが乗る事が出来た。私たちの乗り込んだケーブルも満員であった。うまく窓際に乗る事が出来て外を眺めながら登る。10分でケーブルは終点のウイスラー山の頂上に着いた。ここから少し上がると本当の頂上になる。しかしここからはジャスパーの町が下の方に駅を中心に望む事が出来る。
また左下には16号線（YELLOW HED HIGHWAY）がロブソンに向い、さらに北上してアメリカのアラスカ州に通じている。通称アラスカハイウエーとも言われている。眼下左にはアラスカ街道といわれる
YELLOWHEDHIGHWAYが西に延び右下にはJASPERの町が一望できる。
アラスカ街道のYellowhed Passが分水嶺で太平洋と大西洋に流れを分けている。
ケーブルに乗った頃には雪が降り始め心配したが何とか眺める事が出来た。
頂上にはこの日のうちに真っ白くなるほど雪が積もった。車椅子でも簡単に乗れるのには驚きながら窓に近寄りビデオを構え雪が降り始めた気色を撮影した。さすがにジャスパーの見晴台だけの事はあった。あまりの寒さに早めに下る。
,北の方角には頂上にテレビのアンテナが建てられたPyramid Mountain（2763m）の三角の鋭い岩峰がが聳えている．また町の向うにはJASPERからEDMONTON方向に向う道路とCANADIAN NATIONALの線路が見える．
その日の夕食はキャンプ場で食べる事にした。キャンプ場には他のモーターホームも何台か駐車している。夕御飯はたき火をしながら久し振りに餅を焼いて食べたりカレーを食べる．回りにもキャンパーが思い思いに楽しんでいる．年老いた夫婦や若い仲間などさまざまだがお互いに初冬のキャンプを楽しんでいるようだ．
C.N.R.の線路をくぐるとJASPERの駅に出る.緑の壁に囲まれた,小さな奇麗な駅が見える.駅と言っても日本のようにプラットホームがあるわけでないのでどこが駅なのかわからない．駅前には商店街があるが人出は見られない。
静かな町だ。小さな土産屋の商店があるが観光客の姿は見えない。静かな町である。
町外れにある今夜の宿のに入る。２階建ての奇麗なホテルで観光客の姿も少なく静かである。部屋も大きく広い、此所で皆は私の部屋の風呂に入り疲れと垢を落とす。ホテルの回りにも鹿がでてきてのんびりと草を食べている。何とものどかな風景である．ホテルの回りを散歩してみる。人口４０００人の小さな町は観光の町でなく自然を楽しむための中継点としての町の感じだ．回りの自然公園やキャンプ場,登山の基地などとしての町だ。
標高1200mのこの町はやはり夜になると寒い.町外れにAthabasca川を渡ると[Jasper Park Lodge]がありホテルや乗馬,ゴルフ，などのスポーツなどを楽しむことが出来る高級リゾートがある．