続いてステム取付。

スチールボール上下。ステムをスムーズに動かすキモです。
これでもかというくらいにグリスアップ。先程組み込んだボールレース
の可動面にもたっぷりのグリスを塗っておきましょう。

下側はこんな感じにセット。
そしてステムをフレームのヘッド部に通していきます。

ステムを通した後に上側のスチールボールを忘れずに入れて、
この後ステムナットとステムロックナットで締めて仕上げ、という形です。

まずは2つあるステムのナットのうち、ボールレース面のある大きな
ナット(ステムナット)を手締めで止まるトコまで締めこみます。
「手締めで締めこんだ状態から1/8回転戻した位置でロック」と、
サービスマニュアルに記載しているのでまずは正面位置でマーキング。

1/8回転戻した状態。この状態で上からもう一個の小さいナット(ステム
ロックナット)を通して互いに締めこんでダブルナット状態で固定、という形です。

こんな感じで固定しました。
サービスマニュアルでは本来は専用のステムナット締め付け工具を使って
固定と記載があるのですが、手元にそんなモノがあるわけなく・・・。
手持ちであった平型スパナをつかってステムナットを固定。ステムロックナット
は水道管を回すのに使うパイプレンチを使って締めこんで固定、という形にしました。

というわけで最後に引っ掛かりなくスムーズにステムが動くのを確認して
作業終了。
とにかくヘッドパーツのグリスアップが多いので手がグリスでベタベタになる
作業ですので手元にパーツクリーナーかグリスまみれの手を拭くウエスを忘れ
ずに(笑)。