(04年5/14)フレームのサンドブラスト処理




 バイクの骨格であるフレーム。見えないところですがGダッシュのような経年車の場合はまず間違いなくサビが発生しています。「レストア」の作業で外せないフレームのサビ取りと再塗装ですが今回は手間を省く為サンドブラスト処理とサフ塗りを専門のショップへ依頼しました。





 フレーム下部、メインスタンドとエンジンハンガー接合部を下側から
撮ったところです。一番雨や泥がかかるところでサビの発生は当たり前
という場所です。また全体的にもうっすらとサビが発生しておりこれを塗装
ごとサンドブラストで「剥いて」いただきます。

 余談ですが今回ブラストしたフレーム、実は某オークションでフレームのみ
入手したフレームです。元々のフレームなんですが、ブラストしようとフレーム
をチェックした際、下記の写真の様にこの箇所が完全に腐食しており穴が空
いてしまっていましたので再使用不可、捨ててしまいました(^^;)。





 作業に出す前にやることが一つ。ステアリングステムの
ボールレース(上下の合計2コ)を取る必要があります。
 サービスマニュアルを見るとボールレースリムーバーという専用
工具を使うようですがそんなモノ手持ちにあるわけありませんので
下記の方法で取り外しました。





 水道管を使ってボールレースの内周部からハンマーで叩いて
除去しました。
 注意したいのは一箇所だけ叩くとフレームのレースの接合部が
歪むので満遍なく内側の全周を軽く、気長に叩いてフレームに負
担が掛からないように叩いて取り外します。





 上側が外れたら今度は下側を同様に・・・