オリジナル物語(原案)第2話です〜。

初めの制作日から3ヶ月以上経ってしまって書いていたら主人公の性格が
変わってしまいました(^^;)
それを許してくれる方のみお読みください。


きんこんかんこん〜・・・。
「う〜ん、2学期もこれで終わりだね。」
学校の教室、あずさが背伸びをしながら里美のところにやってきた。
「ほんとだね〜。やっと暑い中、学校に来なくてすむね。」
里美がバックに荷物をつめながら言いました。
「じゃあ行こうか〜。」
「うん。」
二人は荷物を持ち昨日あった明に会うために向日葵山公園にむかいました。

「明くんどこかな〜?」
あずさたちは明を探しにひまわりが咲いている反対側の芝生の方を探しはじめました。
すると草のしげみの中に茶色いテントと昨日、明が乗っていた
マウンテンバイク見えた。そしてテントの中には明が気持ちよさそうに寝ていました。
「さとみぃ〜、こっちこっち」
あずさが小声で里美を呼びました。
「なになに?」
「いたよいたよ〜明くん♪」
あずさはにやにやと不吉な笑みを浮かべながら言いました。
「おどろかしちゃおうか〜?」
「ちょっと止めときなよ〜」
里美は心配そうな顔であずさを見ています。
「昨日の仕返しに・・・うしし・・・」
あずさは足音を立てないようにそっと歩きながら明に近づいて行きます。
すると里美が小声で言いました。
「あずさ足元よく見て歩かないと・・・あぶ・・・」
「あっ・・・」
ずってん!
あずさはあんのじょう、石につまずいて転んでしまいました。
「ほら言ったこっちゃない。そうゆうことするからだよ」
里美があずさのところを起こしに近づきながらすこしあきれ顔。

「あずさたちこんな所でなにしてるの?」
明ががおどろいた顔でやってきました。
「うん、あずさがちょっとね。明くんの事おろどか・・・」
「さ・と・みぃ〜・・・」
あずさが怖そうな顔で里美の事を見ています。
「あはは・・・、何でもない〜。」
里美はあずさのけんまくに負けて黙ってしまいました。
「?」
明は首を傾げてあずさを見ています。
「そう〜、何でもないのぉ」
あずさはもうそわそわしっぱなし。
話を変えようと慌てふためいているあずさを見て里美は
笑いを一生懸命こらえていました。
「うん?」
明はその里美姿を見てまた考え込んでしまいました。

「明くんここにテント張ったんだね。」
「うん、ここ結構眺めがいいから落ち着くししかもあまり人も来ないし。」
「ふん〜そうだね。」
あずさはようやく話を替えることができたのでほっとした表情。
里美もやっと落ち着く事ができました。

「でもこのテントじゃ不法投棄の粗大ゴミに間違えられない?」
あずさはテントを指差しながらそう言いました。
そのテントはつぎはぎのしてある古いテントでした。
「あっ〜ほんとだ!」
里美もくすくす笑い始めました。
「失礼だな〜。でもあはは・・・ほんとのことかもしれないね。」
明も笑い出しました。
青い空の下、ひまわり畑の中、三人の笑い声が大きく響きました。


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