オリジナル短編小説原案書(2003年12月16日)
「クリスマスの日」
「おはようくるみ♪」
「あっ。おはようございますぅ楓ちゃん」
朝の学園への坂道。いつものようにあいさつする二人。
楓がくるみに耳打ちをしました。
「まだ裕樹見てない?」
「裕樹君ならもう先に行ってると思いますわ。
裕樹君は今日から一週間週番だそうですから」
くるみが当然のように話すと楓が頬を膨らませ
「あたし聞いてないよ・・・」と一言。
「ふふふ、私が一番に聞いたのね。やったぁ!」
くるみがにこにこするとずるーいって感じで楓がまた頬を
膨らませました。
「今度はあたしが一番に聞くんだからね」と言う楓
「今度は二人で聞きましょうね」
くるみがそう言うと楓が一言。
「そんなこと言うと裕樹取っちゃうよ」
「う〜ぅだめだよ〜楓ちゃ〜ん」
「冗談冗談、裕樹は二人の裕樹だもんね」
「うん」
二人はそんなことを話しながら学園へと歩いて行きました。
今日はクリスマスイブ。
何かが起こる予感しますよね・・・。
ガラガラ〜
「おはよ〜」
「おはようございますぅ」
二人が教室の中に入って行きました。
「あっ」
すると楓と裕樹の目が合いました。
「お、おはよ〜」
楓が恥ずかしそうに言うと裕樹が
「おはようくるみに楓」と言いました。
「おはようございますぅ」楓がにこにこ。
くるみと楓の席は裕樹を挟む形で両側にありました。
この席の体系は2学期の席替えでくじ引きの形で決まったのです。
その前はずーっと3人ともばらばらでこの席が決まったときくるみと楓は大喜びでした。
「そういえば週番って加奈美ちゃんと一緒なんですよね」
くるみがそう言うとと楓が聞き捨てならないものを聞いた感じで
「そうなの〜」
楓がじろっと裕樹を見ました。
「うん、席が僕の前だから」
裕樹が答えると楓ががくって肩を落とし
「前の席でも良かったんだ・・・」
ぶつぶつとつぶやきました。
「でも隣の席になれたから3人一緒になれたんじゃないかしら」
くるみがそう言うと楓は少し考え込んで
「そうだよね、うん」
と楓は笑顔に戻りました。
「でも僕は災難だけどな」
裕樹が頭をカキカキそう言うとくるみが
「両手に花ですわ(はーと)」
と目をきらきらさせながら言いました。
「ははは・・・。両手に爆弾・・・」
裕樹が小声で言うと
「まあひどいですわ〜」
「裕樹ひどい。ぶーぶー」
二人からブーイングの嵐。
「ごめんごめん」
裕樹が謝ると
「分かればよろしいんですわ」
「まあ許してあげましょう」
くるみと楓がそう言うと
「うっ、あはは・・・」
自然に3人から笑いが出てきました。
そして放課後
裕樹の週番も終わり・・・。
「今日はこれでおしまいですわ」
「そうだね。これで私たちは自由の鳥になったのです」
くるみたちは二人そろってハイテンション。
「二人に休み時間のたびにステレオ放送されて疲れた・・・」
裕樹が机にうつぶせになり伸びをしながら言いました。
「裕樹なんか言ったぁ?」
楓が裕樹向かってジロ〜。
「何でもない何でもない」
慌てて伸びを止め楓に向かって手を振る裕樹。
「愛の放送局ですわ」
くるみがほわわんと手を組みながら言いました。
楓と裕樹が二人同時にため息。
「じゃあ私先生に呼ばれてるからちょっと行ってくるね。
もしかしてこの前の赤点の事かな・・・」
「まあがんばって。あたし待ってるから」
「うん(はーと)」
くるみが教室から出て行きました。
「はぁ、くるみって時々一緒疲れるって思わない?」
楓が小声で話すと
「そうは思わない、僕はね。そこが良い所じゃないかって・・・かえってそう思えてくる」
裕樹がそう言いました
「えっ、それって・・・どういうこと?くるみの事がすき・・・って言う事?」
「うん・・・そうかも知れないでも僕はそんなこと言えない・・・」
「どうして・・・どうして言えないの?」
「それは・・・楓も知っているだろ」
楓はあっ、と気がつきました。
小学校の時の事故のこと・・・川に落ちてけがをした事。
「あの時けがをさせちゃったの僕のせいだから・・・」
「そんなことまだ気にしているの?くるみのけがはもう治った、なのにどうして?」
「好きだから・・・好きだから余計に考えちゃうんだ」
裕樹がそう言うと楓が言いました。
「あたしも裕樹のこと好きだよ」
楓の声が誰もいない教室に響きました。
「えっ」
「あたしどさくさに紛れてこんな事言っちゃって良いのかな。
うんうん今だからあたしの気持ちに正直になれたの・・・」
「楓・・・」
楓が真っ赤な顔で言います。でも裕樹は・・・
「ごめん・・・」
「あっ、う〜ん気にしないで突然に言ったあたしが悪いんだから・・・
裕樹の気持ち聞いといて・・・あたし変だよね」
二人に静かな時間、空気が流れます。
「じゃあ今日くるみに告白してよ」
楓がそんなことを言いました。
「そんなことでできるわけ・・・」
言いかけたところへ裕樹の唇をふさぐように楓が唇を重ねました。
「これ・・・あたしのファーストキスだったんだからね」
楓が真っ赤になった顔を隠すように後ろを向きながら言いました。
「だから・・・責任を持ってくるみに告白してね」
くるりと振り返り笑顔で言う楓。
「えっそんなこと・・・」
裕樹が考え込みましたそして何かが吹っ切れたように
「うん、分かった」
裕樹が一言言いました。
「それならよろしい」
楓がにこって微笑みながら裕樹に一言。
楓が見た窓の外には雪がちらちらと舞っていました。
ガラガラ〜
「ただいまですわ〜」
くるみが職員室から帰ってきました。
「じゃぁあたしは帰るね」
楓が鞄を持って立ち上がりました。
「一緒に帰るんじゃないですの」
くるみが呼び止めようとすると
「裕樹がくるみにお話があるだって。だからあたしは帰るね」
楓はにこにこしながら言いました。
「なら一緒に・・・」
「二人っきりじゃないと駄目なんだよねぇ〜ゆうきくん君?(はーと)」
「なぜちゃかす」
裕樹が楓を見ながら言いました。
「いや別に・・・」
楓はうれしそうな顔をしながら言います。
くるみは頭に?マーク。
「じゃあね、楽しいクリスマスイブにしてね」
楓は手を振りながら教室から出て行きました。
『これで良いんだよね』
楓はそう思いながら教室を後にしました。
「お話って何ですの?」
くるみが裕樹の机の前に立ち不思議そうな顔で言いました。
「うん・・・」
一瞬沈黙したあと裕樹が口を開きました。
「実は僕はくるみの事が好きなんだ」
「えっ」
くるみはびっくりした顔で裕樹を見ました。
「うっ、うれしい私もずっと裕樹くんのことが好きだったの」
くるみの目から涙が一滴落ちました。
でもすぐ顔色を変えて言いました。
「でも楓ちゃんも裕樹君の事が好き・・・」
裕樹はくるみのことをぎゅっと抱きしめました。
「うん知ってる。さっき好きだって言われたんだ。でも僕の好きなのはくるみなんだ。
それは楓にも分かってもらった。だから気にしなくていいんだ」
「そうなんだ・・・うん私うれしい」
また涙が一粒くるみから溢れ出てきました。
そして二人は唇を重ねました。
最初は唇を合わせるだけの簡単なキス。
「っん」
裕樹の舌がくるみの唇を割って入っていきます。
そして唾液が絡み合い唇を離すと糸が引きました。
「触ってもいい」
裕樹がそう言うとくるみは「うん」とうなずきました。
そして服の上からくるみの胸をもみだしました。
「っんはぁん。私胸小さいから・・・」
くるみが恥ずかしそうに言うと
「そんなことないよ、くるみはくるみなんだから・・・」
そう言いながら胸を強くもみだしました。
「はぁ〜ん。教室でなんてなんだかすごいですぅ」
そして制服のリボンを取り上着を脱がしてスカートを下ろし白いブラと
フリルの付いた白いショーツが露になりました。
「恥ずかしいですぅ・・・」
「きれいだよ、くるみ」
そしてまた唇を重ねました。
「っん〜んはぁん」
ブラをはずしそのまま揉みはじめました。
乳首を引っ張ったり口に含みながら甘噛み。
そしてショーツの上からワレメをなぞりはじめました。
「ん〜はぁん そこはだめだよ〜」
「でもこんなに濡れているよ」
濡れはじめたショーツを見てくるみは恥ずかしそうにしています。
「ぱんつおろすよ」
裕樹が言った瞬間くるみが待ったをかけました。
「待ってください」
「どうしたの?」
くるみが顔を真っ赤にしながら言いました。
「まだ裕樹君のおち○ちん気持ちよくなってないから・・・
私に舐めさせてください」
「そんなことしなくても・・・」
裕樹が言いかけた瞬間すかさずズボンのチャック手をかけるくるみ。
「わぁ〜こんなに大きくなってたんだ・・・」
くるみがびっくりしながら言いました。
「くるみのえっちな姿ずっと見てたからな」
「う・・・うれしい、チュ、はむあむクチュ」
くるみが裕樹の物を口に含みます。
「キモチイイですの〜?はむクチュあむ」
「気持ちいいよ、でもくるみの膣(なか)でイキたいな」
そう言うと恥ずかしながらくるみはこくんとうなずきました。
「いくよ、くるみ」
こくん。もう一度くるみがうなずくのを確認するとさっきの出来事で
十分濡れたあそこに少しずつ挿しこんでいきます。
「っうう〜ん痛い」
「大丈夫?痛いんだったら止めるけど・・・」
「ううんはぁはぁ止めないでせっかく裕樹君と一緒になれるんだもん
少しぐらい痛くたってあぁ〜ん」
「分かった、でも痛かったらすぐ言うんだよ」
「うん」
そしてくるみの様子を見ながら奥まで入りました。
「全部入ったよ」
「うん、くるみの中私のおなかの中でゆうき君がわかるですぅ。
動いてもいいよ・・・」
「でも・・・」
「ゆうきくんに気持ちよくなって欲しいんですぅ。
だからね・・・おねがい・・・」
そしてためらいながらもピストン運動をはじめました。
「あぁ〜んはぁ〜ん。なんか私頭の中白くなってきたよ、なんだろう」
「僕もイキそうだ」
「はぁんあ〜んきゃん私わたし・・・」
「一緒にイこうくるみ・・・」
「あ〜ぁ〜ん、一緒にいく〜んあ〜ん」
引き抜くと同時にくるみのおなかの上に精液をばら撒きました。
「はぁはぁこれがせーえき?うれしい私の中でイってくれたんだね」
くるみはその精液を手にとって指先でネチャねちゃと遊びながら
そして口の中に含みました。
「ゆうきくんの味するですぅでも変な味かも・・・」
くるみは少し苦笑い。
裕樹はもう一度くるみを抱きしめもう一度言いました。
「好きだよ・・・」
「私も・・・ゆうきくん」
そして二人はもう一度唇を重ね合わせました。
次の朝
「おはようくるみ」
「おはようございますぅ楓ちゃん」
くるみはおなかを手でさすっています。
「くるみ、おなか痛いの?」
楓が聞くとくるみが顔をぱっと赤くしました。
「そ・・・そんなことないよ」
「あは〜ん、も・し・か・し・て(はーと)」
「うん」
くるみがもじもじしながら返事をしました。
「こいつ〜」
楓がくるみをくすぐり始めました。
「あはは・・・やめてくださいですぅ」
二人の笑い声が通学路いっぱいに響きました。
そして教室
「おはようくるみ」
「あっ、おはようですぅ」
裕樹とくるみは二人して赤い顔。
「おあついですね二人とも〜。冬なのに〜(はーと)」
「もう楓ちゃんたら〜」
真っ赤になりながらくるみは楓の肩をベシべし叩いています。
くるみと裕樹の二人の大好きはこれからもずっと続いていくでしょう。
〜おわり〜
作 2003山中ぶどう