オリジナル短編小説原案書(2004/01/02)
「冬の大好き」
「おにいちゃん雪いっぱい積もったね」
友音がはしゃぎながら雪を握ってさらさらって落としています。
今日は冬休み。友音が一樹の家に泊まりにやってきていました。
「友音、いつも学校で会っているのに何で毎年泊まりに来るんだ?
もうそんな歳じゃないだろう」
一樹が聞くと友音がにこって微笑みながら言いました。
「だっておにいちゃんのお家にお泊りしたいんだもん♪
もしかしておにいちゃんあんまり好きじゃない?」
友音が笑みをなくしてしょぼんとした顔で聞きます。
「そ、そんなことないけど・・・僕んちなんかで良いのか?
行きたい場所だってあるだろう?遊園地とか神社とか」
一樹がもう一度聞きます。
「そんな所行かなくてもおにいちゃんや菜波お姉ちゃんに
会えれば良いんだもん」
友音が手をギュって握り締めながら言いました。
「わかったよ。それじゃ菜波の所行くか?」
「うん行こう」
二人は菜波の家へ向かいました。
ピンポ〜ン
「はぁ〜い」
菜波が元気よく玄関のドアを開けました。
「おはよう菜波」
「おはよう菜波お姉ちゃん」
友音たちはそろってあいさつ。
「友音ちゃん、一樹おはよう。じゃあ寒いから上がってあがって」
「おじゃましま〜す」
菜波は二人を自分の部屋に通しました。
テーブルには大きなお皿にクッキーが山盛りと紅茶のティーセットが
三つ置いてありました。
「二人とも好きなところに座って」
友音と菜波は一樹を挟むように座りました。
「じゃあ紅茶いれるね」
菜波が紅茶をいれはじめました。
「私も手伝うよ〜」
友音がそう言うと
「いいよ座って。友音ちゃんはお客さんだしそれにティーバックの
簡単なやつだから。」
そう言って友音を座らせました。
「ありがとう、菜波お姉ちゃん」
「気にしない気にしない、はいできたよ」
菜波が一樹と友音の前に紅茶の入ったカップを置きました。
「お砂糖は自分で好きなだけ入れてね。クッキーもいっぱいあるから
遠慮しないで食べてね」
菜波がそう言うと二人は「ありがとう」と言いながら紅茶を口につけました。
「菜波、こんなにクッキー焼いて大変じゃなかったか?」
一樹が聞くとにこりと微笑みながら言いました。
「うう〜んお菓子作り好きだし逆に楽しかったよ」
「菜波お姉ちゃんお料理上手だもんね。うらやましいな〜
私もお菓子作れるようになっておにいちゃんに食べてもらえるようになりたいな」
友音がそう言うと菜波が言いました。
「料理じゃなくても友音ちゃんには得意な事いっぱいあるじゃない。
編物なんてあたしにはできないな。こんがらがっちゃって」
菜波が苦笑い。
「菜波お姉ちゃんだってできるよぉ、編物」
「そうかな?」
「うん」
友音と菜波は二人でガッツポーズをしています。
そのやり取りをクッキーをかじりながら見ていた一樹が一言。
「友音だって菜波だってきっとできるようになるよ。
二人とも努力家だから」
その言葉を聞いて友音と菜波は顔を赤く染めました。
そのあと友音たちは五時過ぎぐらいまでしゃべっていました。
おしゃべりの主導権は女の子三人が握っており一樹は話しについていくのが
精一杯でした。
「じゃあ僕は帰るわ」
そう言って一樹が立ち上がりました。
「おにいちゃん帰るの?」
友音がさみしそうな顔で聞きました。
「うん僕はな、友音はどうする?」
一樹が聞くと友音は
「もうちょっと菜波お姉ちゃんとお話してく」とにっこり。
「一樹帰っちゃうんだ。また遊びに来てね」
「うん、また来るわ」
そして菜波と友音が玄関まで一樹を送っていきました。
「友音あんまり遅くなるなよ」
「は〜いおにいちゃん」
一樹は帰っていきました。
友音たちは菜波の部屋に戻りまた話しをはじめました。
「友音ちゃん、電話で言ってた相談ってなに?」
菜波は自分のベットに腰をかけぽんぽんって隣を叩いて友音を
座るように誘いました。
「うん、相談って言うのはねおにいちゃんのことなの」
友音が顔を真っ赤にして言いました。
「一樹の事?もしかしていじめられたとか?」
菜波が驚いた顔で聞きました。
「そうじゃないの!私おにいちゃんのことが好きみたいなの」
「そ、そうなんだ・・・」
友音がそう言うと菜波が何か考えた顔になりました。
「どうしたの、菜波お姉ちゃん?」
友音が心配そうな顔で聞くと
「あのね、あたしも一樹の事が好きなの」
菜波が震えた声で窓の下の雪を見ながら言いました。
「えっ」
友音がびっくりした顔で菜波を見ました。
「ごめんね、友音ちゃん。この気持ちだけは誰にも負けたくないの」
「うん分かるよその気持ち。私だってたとえ菜波お姉ちゃんだって
おにいちゃんは渡したくないもん」
菜波は今まで見たことない友音の表情を見たような気がしました。
そして菜波はある提案をしました。
「じゃあ今度のバレンタイン、プレゼント渡そうよ。
その時に一樹に決めてもらうの。その時に好きだって言われた方を応援するの。
好きじゃないって言われた方はきちんと気持ちを整理する」
「えっ、でも怖いよもし嫌いだって言われたら・・・それから何プレゼントしたら
おにいちゃん喜んでくれるかわからないし」
友音がじたばたしながら考えています。そして菜波はこう言いました。
「プレゼントは自分自身で見つける事。あたしも真剣だし友音も真剣でしょ。
だからもしも一樹が嫌いだって言ったらしょうがない
好きな人に贈るものなんだから自分の気持ちが一番伝わりそうなもの
を贈ろう・・・ね」
「うん」
その日から友音と菜波のプレゼント大作戦は始まったのです。
冬休みも終わりあっという間に日が過ぎ二月のバレンタインの一週間前になりました。
友音は得意の編物でマフラーを二週間ぐらい前から編み始めていました。
菜波はチョコレートを作る準備をはじめました。
学校への通学路一樹と友音が一緒に登校していきます。
「友音、目の下にクマができてるぞ。最近夜更かししてないか」
一樹が聞くと友音が慌てて首を振りました。
「そ、そんなことないよ。ははは・・・」
一樹がそっと友音の頭を撫でました。
「無理はするなよ・・・」
「うん」
友音は小さなときから一樹から頭を撫でてもらうのが大好きでした。
そしてバレンタインデー当日の放課後。
友音たちはそろって一樹を公園まで呼び出しました。
「どうしたんだよ、こんな寒い中二人で呼び出して」
一樹が聞きました。
「あのね、今日バレンタインでしょ。だからプレゼントあげようと思って・・・
ごめんねこんな寒い中」
菜波が顔を赤くしながら言いました。
「ならこんなところじゃなくても学校で・・・」
一樹が言いかけた瞬間友音が大声で叫びました。
「おにいちゃんそれじゃだめなの〜!」
菜波と一樹が驚いた顔で友音を見ました。
「・・・ごめん、大声出しちゃって・・・でも菜波お姉ちゃんも
私も聞きたい事があるの」
そして二人並んで包装紙にラッピングされたプレゼントをさしだしました。
「一樹の
「おにいちゃんの
好きなほうのプレゼントを受け取ってください」
友音たちは二人声をそろえて言いました。
「好きな方って・・・」
うん。
二人そろって頷きました。
そして一樹が受け取ったのは・・・。
「お、おにいちゃん・・・」
顔を赤くして一樹が受け取ったのは友音のマフラーの方でした。
「僕の好きなのは友音なんだ、菜波ごめん」
一樹は菜波に向かって頭を下げました。
すると菜波は一樹の顔を見ながら言いました。
「やだな〜頭上げてよ。もう分かってたんだから一樹の好きな人。
毎日の登校風景見れば分かるんだから」
そう菜波がそう言うと友音たちは顔を赤くしました。
「菜波お姉ちゃんは本当にいいの?」
友音は菜波にもう一度聞きました。
すると菜波はにこやかに微笑みながら言いました。
「良いに決まってるじゃない。あの時約束したでしょ、
一樹が好きじゃなかったら応援するって・・・ね」
「菜波お姉ちゃん覚えてくれたんだ・・・」
友音の目から涙がこぼれました。
「あたり前じゃない、約束守らないお姉ちゃんに見える?」
菜波がそう言うと
「ううんそんなことない。ありがとね菜波お姉ちゃん」
友音はまた涙をこぼしました。
その時不思議に思った一樹が聞きました。
「約束っていつしたんだ友音、菜波?」
「内緒だよね、と・も・ね(はーと)」
「うん、ぐす菜波お姉ちゃんとの秘密だもん」
菜波たちは二人そろって笑いました。そのときの友音の笑いには
涙声も混じっていました。
「じゃあ邪魔者は帰るとしまして。かずき〜、友音ちゃんのこと泣かしたら
許さないからね」
菜波がにこにこしながら言いました。
「そんなことしねぇ〜よ。うん大事にする」
一樹がそう言うと友音が顔を真っ赤にします。
「おあついこと(はーと)友音これからも一樹と仲よくね。
それからあたしとも仲よくしてね」
「うん」
友音が返事をすると菜波は公園を後にしました。
その時菜波の目から涙が一粒落ちていた事は一樹たちは
気がつきませんでした。
一樹の自宅。
二人はいつものように一樹の部屋に戻ってきていました。
「うれしかった・・・今日好きだって言ってもらえて・・・」
友音は真っ赤になった顔を隠すように外に積もった雪を見ながら言いました。
すると一樹は急に立ち上がり友音を抱きしめました。
「大好きだ・・・友音・・・」
「おにいちゃん・・・」
二人は自然に唇を重ねました。
一時の沈黙。友音は唇を離し一言言いました。
「あっ、これ私のファーストキスだったんだよ。おにいちゃんにもらってもらえて
よかった・・・」
「友音・・・」
もう一度唇を合わせ今度は一樹の舌が友音の唇を割って入って
口の中を舐め回しました。
「うっ、ん〜ん」
最初は慣れてなかった友音も次第に舌を絡ませます。
「うっ、はふん、ちゅぱ」
二人は唇を離しました。すると二人の口から糸が伸びました。
「キスってこんなにドキドキするんだね・・・」
友音がうっとりしながら言いました。
「胸、触るよ」
一樹が聞くと「うん」と頷きました。
服の上から友音の胸を揉みはじめました。
「っん、はぁん。私胸小さいから揉んでてもうれしくないよね」
「ううん、そんなことないよ。友音の胸、かわいい」
そう言うといっそう激しく揉みはじめました。
「っん、ああん、きゃんそんな激しくだめだよ・・・」
「服、脱がすよ」
もう一度聞くと
「ううん私が脱ぐ・・・」
そう言って友音は順番にブラウス、スカート、ブラジャー、ショーツを
脱いでいきました。
そして手で胸とわれめを隠しながら顔を真っ赤にして一樹に近寄って行きました。
「きれいだよ、友音」
一樹がそう言うと友音が恥ずかしそうに言いました。
「おにいちゃんのおち○ちん舐めさせて・・・」
「友音・・・」
友音はあっという間にズボンのチャックを開けおち○ちんを
取り出しました。
「おにいちゃんのおち○ちんってこうなってるんだ」
友音はうれしそうにそれを口に含みました。
「はむあむ、クチュ。あっまた大きくなったよ」
「友音にそんなことしてもらえれば誰だって大きくなっちゃうよ」
「うふ、チュ。うれしい・・・はむ、あむ、ぴちゃ」
友音は手でしごきながら口でも舌を使って舐めまわしたり口に含んだり。
「でも友音こんな事どこで覚えてきたんだ?」
一樹が聞くと友音がおち○ちんを含みながら上目遣いで答えました。
「はあむ、クチュおにいひゃんの部屋にあったえっちなまんがだよ」
最後の方は口に含むのを止めて笑顔で答えました。
「友音、勝手に読んでたのか・・・知らなかった・・・」
「うん、でもおにいちゃんの漫画みんな胸の小さな女の子の本ばっかりだったよ。
私の胸の大きさもこれぐらいで良かったって思ってるの・・・」
真っ赤になって言う友音。
一樹は起き上がってもう一度友音を抱きしめ
そして唇を重ね今度は直に胸を揉みはじめました。
「クチュ、っん、あん」
「友音、乳首たってきた」
片方は手で揉み片方は乳首を口に含み甘噛み。
「はあ〜ん、胸だけですごいよ〜」
そして下のわれめの方に手を伸ばしました。
「指入れるよ」
友音はこくりと頷き、われめに目をやるとうっすら開いています。
くちゅ。
「友音、もうこんなに濡れてる」
「恥ずかしい・・・」
友音はさっきとはうって変わって顔を真っ赤にしました。
一樹は友音のわれめを開き舐め、そしてふくらんだクリトリスを口に含みます
「きゃん、あ〜ん、おにいちゃ〜んす、すごいよ〜」
指や舌で愛撫を続け友音のあそこは十分濡れてきました。
「もう入れていい友音?」
「私おにいちゃんと一緒になりたい・・・」
一樹は友音のあそこにあてがいました。
「友音、いくよ・・・」
「うん、おにいちゃんきて・・・」
ゆっくりと挿入し始めると友音が少し苦しそうな声を出しました。
「う、い痛い」
「大丈夫か、痛いならもうこれで・・・」
一樹が聞くとううんと首を横に振りました。
「やっとおにいちゃんと一緒になれるの・・・だから最後まで・・・」
「じゃ最後までいれちゃうよ」
うん。頷いたのを確認した一樹はもう一度挿入しはじめました。
「う、う〜んきゃん」
「最後まで入ったよ」
「おにいちゃんのおち○ちんが私の中でいっぱいだよ〜。動いていいよ・・・」
そして一樹はピストン運動をはじめました。
「ん〜ん、は〜ぁん、んんきゃん」
友音の声は初めとは違う甘い声が混じってきました。
そして結合部からは「クチュくちゅっ」という音が部屋中に響いています。
「はん、あ〜んおにいちゃ〜ん大好きだよ〜」
「僕もうイッちゃう」
「わ、私も〜おにいちゃん私の中におにいちゃんのせ〜えきいっぱいちょうだい。
私もイッちゃうよ〜」
そして一樹はそのまま膣(なか)に出しました。
「わ、私の中におにいちゃんのがいっぱい入ってくるよ〜」
友音の中から抜くと精液と愛液が混ざったものが泡だって流れ出てきました。
「わ〜なんかいっぱい流れちゃうよ〜」
友音は真っ赤になって顔を手で隠しました。
「友音大好きだよ」
「わ、私もおにいちゃんだいだいだ〜いすき」
一樹と友音は抱き合いもう一度唇を重ねました。
「すごく汚しちゃったね。おにいちゃん」
「ちょっとやりすぎたか・・・」
濡れたシーツを見て考え込む友音たち。
「まずシャワー浴びてから考えるとするか。友音一緒に入るか?」
一樹が言うと友音が真っ赤になって言いました。
「お、おにいちゃんのえっち」
「えっちやっといてえっちはないだろう」
「おにいちゃんのばかばかバカ〜」
友音は顔を真っ赤にして一樹の胸をぽかぽか叩きました。
そして願いました。おにいちゃんと一緒に過ごすときがこれからもすっと続きますように・・・。
[ふふふ・・・おにいちゃんだ〜いすき(はーと)」
友音は心の中で思いました。
『おおきくなったらおにいちゃんのお嫁さんになるんだぁ(はーと)
そしていっぱい赤ちゃん作ろうね・・・おにいちゃん。きゃん』
〜おわり〜
作 2004山中ぶどう