福島県の中央分水嶺(中山峠〜御霊櫃峠〜三森峠〜高旗山)(中央分水嶺)2018,3.26〜30 メンバー L 高見沢、坂本、宮尾、

リーダー報告
 滅多にない好天続きだった。残雪の状況も最適、本格的な藪漕ぎは1か所だけ、温泉に浸かって、おいしい料理を食べて、暖かい布団で寝て、今までにない登山だった。体に負荷の少ないこうした登山がいい。福島県の分水嶺歩きの始まりだ。
 行動記録
 3月26日(月)  快晴
3/26  長野市南堀(7:20出発)・・・安茂里(8:00発)・・・佐久平駅(9:55着、10:05発)・・・上信越自動車道・・・北関東自動車道・・・東北自動車道・・・郡山南IC・・・休石温泉(15:00着、泊)
 坂本さんと佐久平駅で合流。高速道路を走って、順調に宿舎着。時間があるので、三森峠旧道入り口、猪苗代湖畔の宿舎の有無、勢至堂峠、御霊櫃峠登り口を下見した。
 3月27日(火) 快晴
3/27  休石温泉(7:40発)・・・三森峠旧道入り口(8:10着、8:15発)・・・三森峠(9:25着、9:40発)・・・休憩1回・・・林道(11:15着、11:30発)・・・高旗山(12:15着、13:05発)・・・源田温泉入り口(14:15通過)・・・休石温泉(14:40着、泊) 
 三森峠旧道入り口まで宿の車で送ってもらえないか聞いたが、いい返事はなかったので、宿から30分かけて歩いた。旧道入り口は放射能除染で出た土砂置き場になっていた。旧道はすでに雑木が茂り、その中に踏み跡がある。雪のところもある。峠のトンネルは土砂で封鎖されているが、その近くに「新奥の細道」というハイキングコースの大きな朽ちた看板がある。ここから額取山まで続くロングコースだが、いまは御霊櫃峠から北だけが歩かれているようだ。ここには「古代の村」という遺跡もあるが今はだれも来ないだろう。地域でもその存在が忘れられてしまったようだ。そうしたコースがあったのなら歩いてみようと、明日は額取山から滝集落へ下ることにした。 稜線は雪がちょうどいい具合に残っていて、しかも締まっているから歩きやすい。時々笹薮になるがそれも膝上くらいまでの丈で、密ではないから支障はない。もともと道はない部分だが順調に稜線を横切る林道に着いた。雪の斜面を登って、高旗山に続く稜線に出た。この稜線には地図上に破線があるので踏み跡を期待していたが、見当たらなかった。踏み跡がなくても歩きやすい尾根だ。予定より早く高旗山に着いた。間もなく地元の方が登ってきたので、見える山々を教えてもらった。見晴らしのいい明るい山頂だ。南北につながる分水嶺をしっかり観察する。落葉樹林の尾根が続く向こうに、北方向には川桁山塊、安達太良山、吾妻連山。磐梯山はひときわ鋭鋒を誇っている。南方向には笠が森山、八幡岳、霞んで二岐山。那須連山も真っ白だ。  下山はトレースに従っていく。林道から新道に降りるところには何の標識もなっかったが、普通は登ったところへ戻ってくるコースだから必要ないということだろう。車道に出て、農地や家々のたたずまいを眺めながら宿舎へ。
  3月28日(水) 快晴
3/28 休石温泉(6:05発)・・・三森峠旧道入り口(6:10着、6:15発)・・・三森峠(7:23着、7:30発)・・・休憩2回・・・973bピーク(10:30着、10:45発)・・・高ボッチ山(11:32着、11:35発)・・・御霊櫃峠(11:49着、12:25発) ・・・大将旗山(13:17着、13:25発)・・・額取山(14:25着、14:45発)・・・分岐(15:20通過)・・・滝登山口(15:37着、15:45発)・・・弘法清水(16:10着、16:25発)・・・旧夏出分校(16:40着、16:43発)・・・三森峠旧道入り口(17:00着、17:05発)・・・休石温泉(17:10着、泊)  
 朝早いので宿の朝食は断り、前日にコンビニで朝食を買っておいた。車道を歩くのは嫌だし、早く行動したいので、三森峠旧道入り口まで自分たちの車で行く。三森峠から北方向はかつてハイキングコースがあったから、昨日より歩きやすいだろうと期待していた。確かに時々踏み跡はあったが、もともと雪堤が十分にあるので違いはほとんどなかった。昨日同様順調に歩けた。御霊櫃峠手前の980bピークには「高ボッチ」というプレートがあった。長野県のと同じ名前だ。ここも手軽な展望台として多くの人が来るのだろう。  風が強くなったので、峠では風の当たらないところで休憩。ここからは一般登山道がある。雪堤と登山道だから歩きやすい。今日通ったと思われるトレースもある。額取山山頂も風が強い。下山は古いハイキングコースに敬意を表して、そのルートを行く。滝登山口へ降り、弘法清水でおいしい湧水をいただいた。ちょうど老夫婦が軽トラックで汲みに見えていた。何十本もの大きなペットボトルに水を詰め、一輪車でトラックに積んでおられた。20日間くらい使うとのこと。名水なのだ。昨日のうちに予約しておいたタクシーに電話し、旧夏出分校で落ち合わせて乗車。運転手さんの話では、今年は残雪が多いとのこと。また、額取山から南側にあった安積牧場に降る登山道もあるはずとのこと。今日のコースは長かったが、予定より早く宿舎に戻れた。
 3月29日(木) 快晴 快晴
3/29 休石温泉(6:05発)・・・中山峠旧道入り口(6:40着、6:50発)・・・中山峠(7:00着)・・・753bピーク(8:00着、8:10発)・・・休憩3回・・・額取山(11:50着、12:23発)・・・分岐(12:58着)・・・磐梯熱海登山口(13:45着、13:55発)・・・磐梯熱海駅(14:40着、 15:00発)・・・タクシー・・・中山峠旧道入り口(15:10着、15:20発)・・・猪苗代駅・・・都沢・・・休石温泉(16:50着、泊)  
 昨日同様、登山口となる中山峠に車で向かう。猪苗代湖畔を行くと、「水しぶきで道路凍結するので注意」とある。そんなに風が強いのか。  旧道の峠から登り始めた。里山のせいか、稜線には古い道跡が続いている。その道跡が怪しくなってくるころには雪堤がしっかりあるようになったので歩きやすい。しかし、856bの標高点を過ぎた所からやせ尾根になり、岩峰も出てきた。この岩場は右下を巻いたが、狭い尾根上には常緑の灌木が密生し、本格的な藪漕ぎになった。距離は短いが、少々手こずった。今回の山行中唯一のハードワークだった。ここを過ぎた尾根の屈曲点で休憩。後は順調に昨日のトレースに合流した。今日は到着時間が早いので、登ってきた地元の方に会った。今日は熱海登山口へ下る。しかし下り始めたが、どうも分県登山ガイドの記載とは様子が違う。尾根道ではなく、主に山腹を通る道だった。時折新しい案内表示もあったからこれでいいのだろうが、わからない。ともかく車道に出たので駅まで歩いた。  駅で観光情報パンフレットをもらい、タクシーで中山峠へ。時間があるので、中山峠以北の分水嶺登山のための情報収集。・猪苗代駅前の観光協会で聞くと、登り口に考えている都沢付近には宿泊施設はないとのこと。帰路、その都沢集落で運よくおばさんに話を聞けた。峠を越えて中山集落と行き来ができる道があるし、水無山へも行けるとのこと。ありがたい、これで登り口は決まった。
 3月30日(金) 快晴
3/30 休石温泉(7:40発)・・・新甲子温泉と由井ヶ原で大白森山への登路調査・・・東北自動車道、・・・北関東自動車道・・・上信越自動車道・・・佐久IC・・・佐久平駅(14:25着、解散)・・・長野市安茂里(17:00着)・・・長野市南堀(17:40着)
 今日は帰るだけ。せっかくだから、那須岳北方の大白森山や鎌房山へのアプローチ情報を得るべく、新甲子温泉へ行く。温泉から鎌房林道への道はないことが分かった。次いで由井ヶ原の牧場へいき、畜舎で作業中のおじさんに鎌房林道のことを教えてもらった。どうもすっきりしたアプローチルートはなさそうだ。状況が少し分かってきただけでもよかった。 一路長野へ。各地の桜は満開。坂本さんの運転で佐久平帰着。

 (文責 高見沢賢司)
中山峠ルート図
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