2009年10/15、千葉景子法務大臣に婚外子差別撤廃を要請!

 

 千葉景子さんが法務大臣に就任後、相続差別撤廃等に前向きに取り組むと表明したことを報道で知った時、相続差別撤廃への希望 が湧いてきました。ぜひとも実現してほしいそう願い、婚外子差別撤廃の法改正の要請にいくことになりました。新政権が脱官僚依存を追及しているため、法務 省交渉の前に法務大臣に会って、運用等について法務省への指示もお願いしたいと思いました。実現までには前途多難が予想され、法改正実現に向かっての激励 の意味もありました。

 超多忙にもかかわらず、大臣には私たち(交流会メンバー7人)との時間を取っていただきました。15日の午後3時半から4時 まで霞ヶ関にある法務省の法務大臣室で(会議室と思っていたら大臣室に通され、ソファーに座っての要請となったため何だか緊張しました)、次の4点を要望 しました。 1相続差別規定の撤廃、2出生届書差別記載の規定撤廃、3今も戸籍で差別記載されている婚外子の差別続柄記載の職権での撤廃、4父母との続柄 の「長女・長男」記載をやめ、すべて「女・男」に変えること。

 更に出生届書の「嫡出子又は嫡出でない子」の別の記載が撤廃されるまでの間、運用として差別記載を拒否し付箋処理を拒否して も、不受理にせず受理するよう法務省に指示してほしい旨お願いしました。大臣は「良く分かりました。指示しておきましょう!」と返答、とはいかず、事務方 に何故そうしてこなかったのかなどまずは良く聞いてみたいとの慎重な返事でした。しかし大臣は婚外子差別撤廃に以前から取り組まれてこられた方なので、要 請点については大いに理解され、よくわかると話されていました。

 今後の法務省交渉では、もしかしたら法務省の対応が少しは変わっているかも、などとかすかな期待をもちました。(田中須美子)