長野市郊外の南東部。道路拡張計画に伴い、既存敷地の約30%、建物の20%がその影響を受ける事となった。そんな中、代替地として計画された敷地は、今まで住み慣れた既存集落に隣接する市街化調整区域(通常、建築には開発許可が必要な地域)である。 計画に求められたものは「和風モダン」。それに対する回答を外部では蔵をイメージさせるデザインとし、内部ではニ間続きの和室をリズミカルな雪見障子のデザインにより演出している。