長野市郊外の南部、川中島古戦場に近い住宅地。計画建物は老朽化が進んだ旧納屋のリノベーションである。お施主様の要望は二つ。一つは、機能として物置と来客用寝室。もう一つは建物の基礎を上げたいということであった。 具体的には曳き家により建物を400mm上げ、それに伴って母屋とのバランスを図り、外観を土蔵にリノベーションした。実際に外壁に使用したものは汎用的はサイディングではあるが、その配色とパターン、更に霧除けや窓の配列に工夫を凝らし趣のある建物となった。