Assinibone


 ケンモアーにて岩山今日の予定は、此所から少しカルガリーの方向に行った「ケンモアー」に行き、此所でCANADAのロッキー山脈

Kootenays Provincial ParksAssiniboneをヘリコプター出空から眺めることにした。

CANMOREは、カルガリーオリンピックの時にはノルディックのスキー競技が行われたところだそうだ。朝日に輝く回りの山々を眺めながら20分くらいでCANMOREに着いてしまった。この町はこれから見物するアシニボンの山並みが奇麗なところで、特に町から眺めるCINAMAN PEAKTHE THREE SISTERS3つの岩峰が素晴らしい。

ケンモアーからスリーシスターズ 

しかし此所からではアシニボンは全く見えない。いくつもの尾根や深い谷を越えて行かなければならない.車ではこちらからは無理でヘリコプタ−を利用するしかない.

ヘリコプターと打ち合わせハイウエーから少し入ったところに[ALPINE HERICOPTERS]の看板があり何機ものHelicopterが並んでいた。

ヘリコプターに乗る前の記念写真家族で私は駐車場からHericopterに乗るまでに階段を上げてもらわなければならなかった。正典とドンちゃんにあげてもらう。ヘリ会社の連中はすでに準備をして待っていた。

京子は始めてなのにヘリに近づいてパイロットから何か説明を受けている。

エアロスパシャルの355型の機体が待っていた。これに6人を乗せてパイロットまで入れると七人である。こんなに重たい重量で本当に飛べるのか心配になったが、彼らはすぐにOKのサインを出して私を前の座席に乗せエンジンをスタートした。

 

軽やかに響くエンジンの音を聞くと何とも言えない気分になる。

パイロットチャーターしたヘリコプター

パイロットの操縦態度も非常に冷静で淡々とフライトのチェックをしている。

エンジンの回転も最高になり、ヘリは軽く浮き上がり滑るように森林の上に出てしまった。目の前にはハイウエーを挟んで岩山や「スリーシスターズ」の岩峰が朝日に輝いている。

ケンモアーをフライト北に見える山並空からスリーシスター見る見る内に高度は三千メートルに上がり新雪を頂いた峰が素晴らしい。

名前も知らない山ばかりだが後で地図とにらめっこをしよう。

パイロットが説明をしてくれているが、私には英語がよく判らないので、ビデオを撮影することに専念する。

高度を上げてスリーシスターズの右の尾根筋に向かって進み「CHINAMAN PEAK」と「THE THREESISTERS」の間の稜線をすれすれに飛行し尾根を越えると、目の前が急に開けて広い谷間に「SPRAY LAKE」の奇麗な真っ青な湖が広がっている。人造湖で冬の釣りをするには良い湖でマニアには人気があるそうだ。その湖は半月状に弧を描いて居るように見える。

スプレーレイク深い谷間

広い谷間の左下にはスプレーレイクが眩しく湖面を反射している。湖を塞き止めている堤防があり、車が通れる位の立派な道が湖の周りに見える。前方の谷間の奥くに小さく黒い峰が見える、これがこれから行くMT.ASSINIBONEである。

 

断層がきれいな岩山アッシにボンの山が見える

谷を越える辺りで湖から再び「COAT RANGE」の山塊を越え、「Mt.TURBULENT(2850M)の岩山を見ながら氷河に覆われた「BREWSTE GLACIER」を右に眺め、「Mt.ALLENBY,「Mt.MERCER」を超えると眼前に「Mt.T.ASSINIBON(3611M)の鋭く天を突く峰が見えてくる。

遠くにアッシにボンMtFURULENT(2850m)は積層の岩盤の岩山である。地殻変動でこのような地形が出来たのだろうが地質学の標本のような山だ。ロッキー山脈はほとんどがこのような地形の山である。新雪の白が岩のひだに着いて見事な模様を描いている。

氷河と切り立った肌の岩山は何とも言えない,やはりロッキー山脈である。

マーベルレイクはまだ明けやらぬ谷間に横たわりその奥にはアッシニボンの岩峰が朝日を浴びて聳える。右にはウエッジウッドピークが大きな氷河を腰巻きにして聳える。

氷河の中のパイロットアッシにボン氷河

ヘリコプターは低空で山にすれすれのフライトを始める。ASSINIBONの氷河にヘリコプターが近づき,今にも氷に手が届くほどに迫る.

アッシにボン岸壁

アッシニボンの右の聳える良く似た切り立った岩壁はロッククライミングが楽しめそうな岩だ。ここに来るには、クートニー公園の側から入るトレースと他にはヘリコプターでケンモアーから来るしかないそうだ。

それにしても気持ちの良い岩峰の眺めだ。

やがてこの岩峰の脇を通ってアッシニボンの氷河に向かう。

荒々しく崩れた氷の流れセラックやクレパッスの深い溝が口を開けている


クレバスの中を行くアッシにボン氷河と岸壁

クレバスの中クレパスとアッシにボン

何回も氷の壁やクレパスの中に迫りながら氷河と氷河湖の美しさを満足する.

氷河の割れ目崩れる氷河

ヘリコプターのパイロットは狭いクレバスまできわどい飛行をしてくれたが氷の壁に手が届きそうである命知らずの乗客を満足させた。

アッシのボンから南に見える雪山氷河から南を眺めると真下にレイク・グロリアが静かに眠りWONOER PEAKが新雪に覆われた山並みが光っている。まだ暗い谷間と新雪が何とも言えないコントラストを見せている。この谷はブライアントクリークとなってスプレイレイクにつながっている。

ASSINIBONEの回りの山々を眺め,下に見える「Lake Gloris」,「Marvel Lake」の静かな氷河湖を見ながら「Spray Lake」の南に聳える「Mt.Buler」(2819m)を越えて「Mt.Bogart」を抜けて「KANASKIS RIVER」の谷を回り「Bow Liver」に出る。

Bow Liverは森林の中を奇麗な空色の流れの帯を蛇の様に緑の林を縫って流れている.ヘリコプターはこの流れに逆らってCANMOREの町に向かう.

ケンモアーの谷間ケンモアーを流れるボーリバー

右手にはCHARIES STEWARTなどの大きな山脈が新雪をかぶり奇麗な姿を見せている.

 ボーリバーの流れと山ボーリバーの流れと原始林

谷の中の流れをヘリの足が水面に突くくらいの低さまで降りてヘリはくねくねと曲がった流れに沿って低空飛行をする.何とも言えない快感が体を包む.

ボーリバーの流木

ボウリバーの流れに風倒木が流れてきて川を堰きとめるほど貯まっているのもカナダならでは景色だ。また川の両岸の谷間には原生林がうっそうと茂り見事なまでに森林の美しさを見せていた。ヘリコプターから眺めると緑の絨毯を敷き詰めたかのように見える。

ヘリポート事務書

CANMOREのヘリポートが山小屋風で、さすがCANADA的な造りの丸太小屋である.見事に辺りの自然と調和している.

ヘリコプターで空の散歩は私が怪我をしてから始めてのフライトだ。

家族も今回のフライトは賛成ししなかったが、一緒に乗ってみて少しは山の美しさを知る事が出来たと思う。新雪に覆われた岩山の美しさ。遠くアメリカの国境に近い方向の山並みなどを見る事が出来た。

此所で記念にシャツや帽子を皆で買い求め飛行記念とする。

アッシにボン全景

此所からは再びBANFFに戻りテンピークスやモレーンレイクに行く事にする。MOUNT ASSINIBOINE (3618m)

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