一からはじめるAF34Eエンジンの組み上げ
1,トランスミッション(ギア)部の組み上げ
まず用意するものは・・・工具一通りです(笑)。
それとベアリング&オイルシ−ルを一通り、トランスミッションカバ−の新
品パ−ツ。モリブデングリス(今回は呉工業のスプレ−式グリスを使用し
ました)とミッションオイルとして使う4stのエンジンオイルです。
「今回コレがないと・・・」とういうのは12.7sqのソケット、22&28mmで
す。本来は邪道な使い方ですが、ベアリングの挿入時に当てがうモノとして使い
ます。専用の工具があるお金持ちな方はソレ使ってください(^^;)。
それと、VE16のパイプ(つまり内径16mmの排水、給水用につかう塩ビの
樹脂パイプ)をホ−ムセンタ−か水道屋さんに行って30cmほど入手してくだ
さい。これはベアリングの内径の支持具として使います。
前準備として、ドライブシャフトの両端を支えているベアリングをガソリンで
洗浄しましょう。面倒くさかったらやんなくてもいいです(^^;)、新品パ−ツ
ですからやらなくてもパ−ツ出荷時状態で洗浄されているハズです。今回は
「何事も経験」の作業ですから・・・
ある程度洗浄しましたら、ガソリンを完全揮発させてからグリスアップです。
完全揮発させないとグリスアップしても意味がありません。エアガン等で高圧
エアを当ててちゃんとインナ−パ−ツ(保持器&ボ−ル)内に残っているガソ
リンを揮発させて、それからグリスアップです今回はベアリングのインナ−パ−
ツ内にもしっかりグリスが到達するようにスプレ−式のモリブデングリスを使用
しました。
まずドライブシャフト末端、ケ−ス側のベアリングの打ち込みです。まずベア
リングが収まるケ-ス内周面にオイルもしくはグリスを塗布します。ベアリング
の外周面にもオイルもしくはグリスを塗布しておきます。
そうしましたら挿入部にベアリングを置いて、打ち込みます。今回は22mmの
ソケット&エクステンションバ−とプラハンを使用してベアリングの外周部を叩いて
ケ−スに打ち込みます。
打ち込み中・・・ベアリングが水平に、傾かない用に慎重にちょっとずつ
はじめは叩いて打ち込んでください。三分の一ほど入ったら後はベアリン
グが傾くコトはないのでベアリングが止まるトコまで打ち込みましょう。
くれぐれも打ち込みは外周部以外は叩かないように。
打ち込み完了の状態、コレで打ち込み完了です。なお、念のために打ち込み
後はもう一回ベアリングをグリスアップしておきましょう。
続きまして今度は写真右側、ファイナルギア貫通部のベアリングの打ち込
みです。