トランスミッション(ギア)部の組み上げの続き
カバ-部
続いてファイナルギア貫通部のベアリング取り付けです。先程と同
じようにケ−ス内周部&ベアリング外周部のオイル塗布をします。
先程と同じようにベアリングを取り付け位置に置いて、今度は28mmの
ソケットで打ち込みです。ここもベアリングが止まる奥まで打ち込んでくだ
さい。
写真見て疑問に思う方いるかな?ここはシ−ルド型ベアリングと言って、
内部ボ−ルや保持器が青色のシ-ルによって密閉されています。ですの
でガソリン洗浄は出来ませんし、やっちゃいけないです。内部のグリスアッ
プが出来ないですから(^^;)。ココはRブレ−キのブレ−キダストが飛び散
る部分ですのでここは他とは違い密閉式ベアリングにしてあるのでしょう。
打ち込みが完了しましたらこの箇所はオイルシ−ルの装着があります。
オイルシ-ル(写真の黒色のゴムの輪っか)の外周部にオイルを塗布して、
手である程度オイルシ−ルを押し込み、先程使った28mmのソケットでオ
イルシ−ルの面が挿入部の淵とツライチになるまでの挿入してください。
これでケ−ス側の2個のベアリングの取り付けは完了です。
あとはトランスミッションケ−スカバ−のドライブシャフト貫通面のベアリング
の打ち込みを残すのみです。とりあえずそれ以外のギアは組み込んじゃ
いましょう。
ファイナルギア、カウンタ-シャフト、カウンタ−ギアをセットします。
97以降のZXにはファイナルギア&カウンタ−シャフトのカバ−側に
ステンのワッシャ−(94〜96はカウンタ-シャフト部のみ)、カウンタ−
シャフトのケ−ス側に樹脂のワッシャ−(94〜96が赤、97〜は白色)
を取り付けを忘れずにしましょう。忘れるとギアが回転時ブレますので
ギアの歯が欠ける恐れがあります。
取り付けの前に各ギアの歯の部分とシャフト、カバ−の接触部には
グリスまたはオイルをたっぷり塗布しておきましょう(初期のカジりの
防止のためです)。ちなみに今回のカウンタ−ギア&シャフトはデイトナ
のス−パ−トランスミッション(実はG’の40Tカウンタ−ギア)にして
あります。
コレでケ−ス側の作業は一旦終わりにして、今度はトランスミッション
ケ−スカバ−の作業です。