報告書:オ−トボ−イハイパワ−プラグ
        &デンソ−イリジウムプラグ




事の発端

 自動車のチュ−ニングではプラグ交換が基本です。イリジウム合金プラグはもともとは自動車用が発端です。スク−タ−をいじるにあたって車と一緒にイリジウム合金プラグを付けたいと思ったが、当時スク-タ-用の14x12.7のプラグは無く、考えたら、オ−トボ−イのハイパワ−プラグはCR8E(NGK)のプラグを使用していることを思いつき、IU24のプラグと同時購入にいたった。



ブツについて

ハイパワ−プラグに付属のアルミ製のアタッチメント(?)とイリジウムIU24プラグ
注:本来のハイパワ−プラグ用のCR8E(NGK)は写っていません。



ノ−マル状態のヘッド裏面。ノ−マルプラグの装着状態の燃焼室ははこんな感じになっています。


これがハイパワ−プラグ装着状態。見えにくいですがプラグの突き出しが増え、燃焼室の体積を減らしています。


ヨ−グルトの宣伝ではありません(笑)燃焼室の体積を水で量ってみました。右がノ-マル。左がハイパワ−プラグ状態。
左の方がお水の量が少ないの分かりますか?お水の量が少ない=体積が小さい=ハイコンプ状態になる、ということです。


ヘッド取り付け面を合わせて見ました。左(ハイパワ−プラグ状態)の方が突き出しが多いのわかりますか?




実験開始

 と、言っても特別セッティングがいるわけないですし、取り付け自体もプラグ交換と一緒です。
組み付け後・・・これ組み付けると上の写真みても燃焼室に段差が出来るのが気にかかりますね。
だからといって、一応デ−タに残しておかないと・・・ということで、キタコさんののメ−タ−の力を借りて実証です。
実証方法・・・ゼロ〜60kmの平坦道での加速と、最高速の変化を確かめました。
注:実験素材の車両はノ−マルではありませんので参考程度にしてくださいね。
   点火系だけでも、CDI,IGコイル、ハイテンションコ−ドを交換してあります。
結果:ノ−マル14秒後半〜16秒前半(あくまでも参考ですよ)
結果:改造時14秒前半〜15秒前半
 面白かったのは変速域が約200rpm上がったこと。もしかしてこのせいで単純に加速よりのWRセッテイングになっただけかも・・・でも最高速が1〜2km上がっている。



実験結果

 結構効果ない、とか意味ないという話あります。このパ−ツは。でもしっかりデ−タ取ると一応結果は残してはいますね。ただ、ハイパワ−プラグ状態のハイコンプ化が効いているのか、イリジウム合金によるの点火力のアップが効いているのかは分かりません(調べる気はもうありません)。
 ただ、今はデンソ−からスク−タ−用のイリジウムプラグ(IWF)が出ているし、近々ボアアップに走りますのでもう用は無くなってしまうでしょう。ご苦労様(笑)。
ん?これ買わなくてもヘッド外してペ−パ−で面研してイリジウムつけても一緒ってことか(爆)。

個人的結論: とりあえず50cc状態でボアアップしない、せいぜいプ−リ−とCDIしかいじっていない。など、軽い改造用の補助パ−ツというところでしょうか?


20011119