報告書:デイトナス−パ−トランスミッション
事の発端
スク−タ−を改造し始めた当時、無知だったら私は単に「ハイギアは最高速が上がる」
と見事な勘違いをしていました。
キタコ、カメファクのギアはドライブシャフトとカウンタ−ギア交換タイプで、ベアリングの脱着
が必要だったので、簡単な方を・・・とカウンタ−ギア&カウンタ−シャフト交換タイプのデイト
ナを選択しました。
ブツについて
これが商品。カウンタ−シャフト(左)とカウンタ−ギア(右)のセットです。
カウンタ−シャフトは今までと同じ13丁ですが、カウンタ−ギアは40丁(ノ
−マル41丁)です。これにより一次減速比がノ−マル3.15から3.07に
することが出来る・・・というパ−ツです。
お値段は・・・8500円です。
一期のZXでしたらカウンタ−ギアの肉厚が一緒ですが、
二期以降は上の写真のようにカウンタ−ギアの肉厚が違うの分かりますか?
右が今までの、左がデイトナのです。
今までのより肉厚ってことは・・・重くなるってことですよね(^^;)。
実験開始
ギア関係の分解については資料倉庫をご覧ください。ついでにガスケット類も
新品にしてOHもついでにやりましょう。。
装着前の装着後のフィ−リングですが・・・・やはり50ccの排気量で3%UP
のハイギアでは格段な変化は感じられませんでした。
いい言い方をすれば、50CCの状態でもゼロダッシュ加速、中間速の最加
速などもダルくはなりません(厳密には上り坂での最加速に若干のもたつき
がおきます)が、65キロ超でMax速度の2〜4キロのUPが計れました。
悪い言い方をすれば・・・ボアアップなどでエンジン出力が上がっている車
体なら、これ以上にMax速度は上げることが出来ますが、だったらこれより
キタコやカメファクなどのハイギアの方がMax速度を上げることができますね。
ただし、キタコなどのハイギアは車体によってはボアアップ車両でも回しきれ
ず最高速が上がるけど極端に下がダルくなったり、エンジンに負担をかけた
りすることがあるそうですので、どっちがいいともいえないですね。
実験感想
と、いうことで、感想はずばり、3%のギア比UPに8500円の投資が価値
あり!と思う方向けです。
50ccでも極端なデメリットなしに速度を上げられることができます。が、前
にも記載したとおりせいぜいMax70キロぐらいで2〜4キロの向上のレベル
です。このぐらいの速度UPに8500円の投資が価値あり、という方は購入
価値ありでしょう。
個人的結論:8500円で4キロの最高速UPとして・・・
50ccのバイクの1キロの最高速上昇のために2125円費やします(笑)。
これを高いか安いかと取るかは・・・これはその人によるでしょうね。
またボアアップ車でもノ−マルのフィ−リングを失わない範囲でMax速度を
少しでも上げたい、という方はいいのではないのでしょうか?
そういう意味では、まだ私の車体に導入はやはり早すぎたと(^^;)。
純正の車体はよく出来ています、ホントに。
ところが・・・この後とんでもない事実が判明します。
見たい方は次のペ−ジへ。
デイトナの信者やデイトナファンは見ないほうが・・・いいかな(笑)?