駆動系続き・・・




 さて・・・これが新クラッチのコンポーネント。
今まで32mmのフランジナットで組んであったものが、今回は大きな
Cリング一個でとまっています。このCリングがなかなか外れません。
根性ではずしても(笑)、まだバラバラには外れません。スプライン溝が
クラッチプレートとドリブンに切ってあり、プラハンでこの接合を叩いて外し
ます。
 これ、すっごい面倒・・・以前のやり方のほうがずっと楽です。Cリング
はうまく外さないと再使用不可ですし・・・。




 これが分解したクラッチコンポーネントです。
左からセンタースプリング、クラッチ、ドリブン、そしてトルクカムです。
 この新クラッチ、とにかく軽い。ドリブンとトルクカムはアルミ材質です。
重量ですが、組み立てたコンポーネント状態で1010gです。この数値・・・
今までのクラッチの重量を知っている方にはどう感じるでしょうか。私が新
式クラッチを導入しようとする動機はこの重量以外にありません(^^;)。




 トルクカム、今までの溝の部分にあたる山です。
開き側(センタースプリング縮み方向)では赤線のデザインに添って開いていき
ます。
 逆に、閉じ側(スプリング伸び方向)では青の部分のデザイン通りに閉じていき
ます。
 この山のデザインが今までの溝ガイドの形状・・・というところでしょうか。が、クラ
ッチプレート側にも同じ山があり、相互のデザインの組み合わせにより特性が変動
する・・・というのが正しいですね。




 この中央部に樹脂製の山があります。これがクラッチプレート側の山です。
ここにトルクカムの山があたり、ここがすリ合わさってトルクカムが開閉します。
クラッチは2枚シューでクラッチスプリングも2本。ヤマハ径のクラッチみたいです。




最後に・・・これが通常状態です。センタースプリングが伸びきった状態。




 これが全開状態。センタースプリングが縮みきった状態です。
中央部のトルクカムの山がクラッチプレートの山とすり合っているの
わかるでしょうか・・・



 新式クラッチはこんなクラッチ周りです。今後はみんなこの方式になるのでしょうか・・・
スマート4軍団(スマDio、ジョルノクレア&スクーピー、ズーマー、バイト)はみんなこの
クラッチです。
 バラすのは面倒ですね・・・以上です。


20020221