報告書:カメファクプ−リ−




事の発端

 練馬Napsさんでなんかおもしろい実験材料はないかとブラブラしていたところ、Napsさんおすすめ改造メニュ−表を発見しました(注・練馬NapsさんのHPからも見れますよ)。50cc状態では一番最高速が稼げるのがカメファクプ−リ−との事。、モノは試しということで・・・早速入手しました。




ブツについて


プ−リ−本体、ランププレ−ト、スライドピ−ス、センタ−ボス、それと付属としてWR6.5gが六個(上記には写っていません)です。


 重量はプ−リ−&ランプで220g、ノ-マルの25g減です。直径は9.3cmです。よく見ていただければ分かると思いますが思いっきりヤマハ系のプ−リ−を専用のセンタ−ボスでホンダ系に使えるようにした感じです。付属のボスはノ−マルボスに比べ肉薄で、カメファクさん曰くオ−バ−トルクでの締め過ぎに注意との事(トルク3.5kg厳守だそうです)。
 注意なのはホンダの16mmのWRは仕様不可です。ヤマハ系の13mmのWR仕様なのでWRのセッティングにヤマハのWRを買うハメになり二度出費が・・・


WR稼動面、稼動面は滑らかなRア−ルを描いています。WR稼動面以外の側壁がなく、軽量化を狙っている?


特筆すべきことはランプの端面の処理!二重プレス処理で端面が丸い!この処理でWRの削れが減りそう。


付属のセンタ−ボス、肉薄軽量ですが、くれぐれも装着時に締め付けのオ−バ−トルクに注意してくださいね。



実験開始

と、いうことで早速取りつけ、付属のWRから開始です。

 まず、ノ−マル重量では・・・思いっきり軽すぎます(体重によっていくらでも変わりますので一発で合う人いるかな)。
ということで7.0x6(変速後期?40〜50kmで約7800rpm)・・・・あれれ、まだ軽いかな?
ということで7.5gx6(変速後期?40〜50kmで約7600rpm)最高速が変わらないな。
ということで8.0gx6・・・ようやく上がのびてきた(変速後期?40〜50kmで約7300rpm)・・・が下がのびない。
ということで9.0x6・・・(変速後期?40〜50kmで約6800rpm)これでは街中では使えない。

 あれれ、上を取れば下が全然だめで下をノ−マル並みの加速を取ろうとすると65キロから上がのびない。
ひょっとしてと思いクラッチ廻りを完全ノ-マルに戻してみたら・・・2キロ上がった(笑)。

結果:常用最高速約67キロ(8400rpm)、完全に回転回りきっています・・・



実験感想

ごめんなさい。コレ使いづらいです。

 変速回転数がわかりづらいんです。変速後期でノ−マルだとしっかり回転数が一定になるのですが、それがない。だ〜らだ〜ら回転数が変化するので、数字でセッティングを取っていくより体感と最高速の兼ね合いで取るというセッティングです。
 キタコのプ−リ−も上記の感じですが、キタコさんのは純正に近いフィ−リングなのでまだいいのですが、こちらのプ−リの方がシビアというか・・・ちょっと私にはこのプ−リ-の潜在性能を引き出せませんでした。
 低中速の出足、ピックアップはドッカン系です。スロットルレスポンスがダルい。スロットルに対して一歩遅れて反応しますが、足はすごくいいんです。一歩遅れてドッカンという感じ。
 
個人的結論:プ−リ−直径が大きいし、WRもヤマハ系の小径WRを使用するので移動量が大きく取れるので、ドリブン側の加工をするなりしてベルトの移動量を増やせばおそらくかなり上がのびそうなプ−リ−です。仕上も上記のようにすごく丁寧ですし、すごくいけそうなプ−リ−ですが、私の能力(だからといってプ−リ−やドリブン側を加工する気は全くない)と体重?(ひょっとして体重軽い人にはいいかも?)では能力を引き出すことが出来ませんでした。

20011118