報告書:キタコBIGディスクロ−タ−190mm



事の発端


 クルマいじりでもバイクいじりでも改造の基本はブレ−キ周りです(^^;)!ライブDioZXの場合、ディスクロ−タ−の外周径が160mmと非常にプアに見えます。実際駆動系の見直し&CDIでノ−マル時より速度が乗ってくるとFロ−タ−の負担は結構なもので、走行後は触れないくらいかなり熱を持ちます。これを解消するには・・・やはりロ−タ−径を上げてやることだと思い、カメファクとキタコを比較して、インナ−にドライカ-ボンを使っているキタコをチョイスしました。



ブツについて



 説明書のほかには上記の190mmのディスクロ−タ−とアルミ製のバッ
クプレ−トが付きます。
 ロ−タ−厚は4mmでノ-マルより1mmほど肉厚です。+30mm&+1mm
ですので結局重量はノ−マルより約100gほど増加しました(^^;)。

インナ−がアルミタイプが17000円。
今回使ったドライカ−ボンタイプは20000円です。




 ご注意その1:「キャリパ−サポ−ト」じゃなく「バックプレ−ト」ですので
ノ-マルの黒色のバックプレ−トを外して付属のバックプレ−トを付け直す
形です。



 ご注意その2:肉厚なロ−タ−になったことでボトムケ−スと微妙に擦れます。
ボトムケ−ス内側をサンダ−等で削る必要があります(95〜96のHDサスは
大丈夫なそうです)。




 これが完成形。ビジュアル的に(笑)ロ−タ−径が大きくなりましたのでカッコよくな
りました。インナ−のカ-ボン部は思ったより目立たなくて残念(^^;)。



実験開始


 キタコの説明書が結構いい加減。パッケ−ジには「ボトムケ−スの加工が必
要です」って・・・どんな加工じゃ!と思いました。説明書には「ボトムケ−スは棒ヤスリ
等で削ってください」って・・・こんなの棒ヤスリで削れるかいっ!
 それと注意点がもう一つ・・・というかコレが一番大事なんですが、コレを装着以後はパ
ッド交換するのにロ−タ−とFホイ−ルを外さないと出来ません。制動系のかなり重要な
場所なのでココらへんの整備の自身のある方&工具や設備の整っている方以外は手
を出さないほうがいいでしょうね。

 こういうコトをパッケ-ジに何にも書かないキタコさん・・・「売れれば何でもアリ」的な商売
方法はやはり関西系の企業だからでしょうか(怒)。

 あ・・・肝心の性能ですが、フィ−リングが良くなったとか、制動距離が短くなったという
コトはありません。激しい走り(笑)をしてもロ−タ−温度が上がらなくなったのでパッドや
キャリパ−の負担は軽くなったでしょうね。そういう意味ではオススメですよ。



実験感想


 とりあえず・・・今回は本来の性能うんぬんの前に制動系の部品という重要なパ−ツなの
に大切なコトが購入後にわかる・・・という仕組みに頭にきました。私は自分で言うのもなん
ですがブレ−キ周りを整備できる技術と工具があるからいいのですが、そうじゃない人が知
らないでこういうコトを知らずに買ったらアタマに来るのではないかと。なんか今回パ−ツ本
来のトコ以外でアタマに来ました(^^;)。
 個人的結論:全開が多い方にオススメです。ロ−タ−がちんちんにならないので気分
的に安心できます。もちろん温度が上がらないということはブレ−キフル−ドやキャリパ−に
も負担が少ないということですから・・・。
 それと性能以外でもロ−タ−が大きいとカッコいいですよ(^^;)。ケツ上げや羽根カチ上げ
するよりこういうパ-ツを投入するのが「本当のカッコ良さ」とおじさんには思うのですが・・・

 あ、最後にですが、キタコ、カメファク以外に紫紋さんからも190mmのロ−タ−KITが出て
います。ロ−タ−内周はアルミです。値段は・・・16000円ですからキタコさんより紫紋さんの
ほうが安いですね。



 20020406