報告書:ヤマハ純正ブレンボ用サポートとは・・・



コトの発端

 コトの始まりは今年の初春に、ある方がライブの金HDサスにヤマハ純正ブレンボを装着できないかと、とあるワンオフパーツの製造を得意としているお店にお話を持ちかけたのが始まりでした。
 設計までお話は進んだのですが、ここで「サポートは大きな一枚のアルミ版を切り抜いて作るものなので、一個作るよりアルミ板一枚分から取れるサポート分作ったほうが一個当たりの単価が安くなる」という原理から、共同でシェアして安く上げようという話になり、私もお話に乗らせていただきました。



ブツについて・・・


 ジュラルミン製のサポートです。コレだけです(^^;)。
ちなみにサポートにはこの製作をした「Soup−Up」さんのロゴまで
入っております。外周径が190mmのローター&取り付けのボルト類
は全て自前で用意します。




 ブツ自体はとりあえずこれが装着状態です。デリバリーされた状態では
ブルーのアルマイト処理がされていたんですが、私はこれをめっき
加工してあります。ついでに各ボルト(8X35、8x40を各2本。ボル
トキャップ2個。ローターボルト3本)もめっき加工。

サポートの取り付けボルトはワイヤロック用の穴があいていたので・・・




 なんとなくワイヤロックまでしてしまいました(^^;)。
写真ではめっきに反射してワイヤロックが良く見えないですね・・・

 ついでにブレーキホースもグッドリッヂ製(販売デイトナ)にチェンジ
しました。ノーマルのホースですと装着は出来ますが若干足りない
感じになります。



 取り付けの注意が2点・・・

 まず、ノーマルの160mmローターには付きません。190mmローターでフィットするように設計されておりますので、ヤマハ純正ブレンボキャリパーの他に190mmローターを入手する必要があります。具体的には私が装着しているキタコの190mmローターKITや、紫紋もビッグローターKITのローター。それかホンダ純正のライブに装着できる190mmローターを入手する必要があります(これはトライしてみようという方はご自分で探してみてください)。

 その2、説明書や、金サス及び、キャリパーを装着するボルト類は一切付属していません。単体のサポートのみです。それも全て自分で調達する必要があります。



 こんな感じで必要最小限のモノですが、さすがにヤマハ純正ブレンボは対抗2ピストン(ライブ純正は片押し)です。それとステンメッシュのブレーキホースの効用で「スクーター」というよりも「バイク」のブレーキというフィーリングになりました。一番は「カチッ」としたフィーリングに私のZRX400と同様のタッチ感になり満足していおります。
 最後に、このライブDioZX、金HDサス用ヤマハ純正ブレンボキャリパーサポートですが、現在では若干の形状の変更とアルマイト処理色の変更(現在はブロンズ色)が掛かっておりますので、私の装着しているサポートとは若干違うそうです。あ・・・上記の写真のめっき加工は私が個人で行ったものですよ(^^;)。ちなみに、製作した「Soup-Up」さんに問い合わせてもここでは販売や回答はを一切しておりません。

 「サポートを買いたい!」という方は・・・神奈川の北洋輪業さんというトコで扱っているそうです。



20020517