ライブＤｉｏＺＸ００モデル（ＳＫ５０ＭＹ－Ⅴ）
１９９９年の９月、ライブＤｉｏＺＸは２０００モデル（以下００モデル）にチェンジします。この００モデルは９７モデルの時以来、２回目の大幅な構造変更を行いました。今回の構造変更はズバリ環境問題への対応です。９７年の道路交通法の改正によって今までより厳しくなった二輪車排出ガス規制値をクリアするためのエンジン変更が主です。
前年にホンダが開発した2サイクルエンジンの排出ガス浄化システムのテクノロジーを用いて「環境にやさしい」スクーター作りが図られております。マフラー内への触媒取付、燃焼過程での有害物質の低減を図るため希薄燃焼を行う為のシリンダポート形状の変更＆キャブセッティング＆ＡＦコントローラーの設置。吸気音の低下を狙ったリードバルブの素材変更（ファイバー板からスチール板へ）など吸気～エンジン内部～排気系と燃焼経路の全てに変更が加わりました。これにより出力は従来の７．２馬力から６．３馬力へダウンしましたが従来よりパワーピークを５００回転ほど上方に動かし、軽めのＷＲセッティングにより低～中速域の街乗りで多用する部分ではいわゆる「規制前」の車体と変わりないダッシュ力を誇ります。
また、外装もヘッドライトの内部リフレクタを従来の薄い紫からブルーに、ＺＸのエンブレムも従来のクロームフィニッシュからチタンフィニッシュに変更されました。メーターのデザインも変更。ライブＺＸのシンボル、リアスポイラーはボディ同色からボディカラーに関係なくスモークグレーになりリアスポイラーの存在を引き立てています。
車体価格上がりました（＾＾；）。このマフラーに内臓されている触媒、実は自動車同様プラチナやロジウムなどの貴金属が使われているんですよ。これで１００００円ＵＰ程度に抑えたのはエラいと思います。
車体本体価格１７９,０００円
ホワイトメタ、シルバー、ブラックの３色
このモデルのスペシャルエディションは２車種３色。
一つは全身クリアカウルを用いたスケルトン仕様のライブＤｉｏＺＸスケルトン（ＳＫ５０ＭＹ－ＹＥ、００年３月～）。カラーはクリアレッドとクリアブルーの２色。前年の９９年東京モーターショーでジュリオと共にスケルトン仕様ということで参考出品されていたモノをそのまま市販という形です。ちょうどこの年はＩＭａｃの流行で世の中も何かと「スケルトン仕様」が流行っていましたよね（＾＾；）。バーエンドが９７ＳＰ仕様と同じくアルミ削りだし風のバーエンドになっています。
お値段はレギュラーモデルより５０００円高い１８４０００円也。
もう一車種、１９９９年度からホンダＦ１プロジェクトの再開でのＦ１ＢＡＲホンダレーシングチームのカラーをイメージにしたライブＤｉｏＺＸスペシャル（ＳＫ５０ＭＹ－ＹＣ、００年８月～）が存在します。シルバー色の車体に前後ファイティングレッドのキャストホイール、フロントカバー＆サイドカウルにＢＡＲレーシングチームのステッカー、ボディ同色のシルバーのリアスポイラーが特徴です。
お値段こちらも１８４０００円也。
主要諸元
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通称名 |
Dio ZX | |
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車名・型式 |
ホンダ・BB-AF35 | |
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全長×全幅×全高(m) |
1.675×0.630×0.995 | |
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軸距(m) |
1.145 | |
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最低地上高(m) |
0.105 | |
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シート高(m) |
0.700 | |
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車両重量/乾燥重量(kg) |
75/69 | |
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乗車定員(人) |
1 | |
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燃料消費率(km/L) |
49.0 | |
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最小回転半径(m) |
1.80 | |
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エンジン型式 |
AF34E 空冷2ストローク単気筒 | |
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総排気量(cm3) |
49 | |
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内径×行程(mm) |
40.0×39.3 | |
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圧縮比 |
7.1 | |
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最高出力(PS/rpm) |
6.3/7,000 | |
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最大トルク(kgm/rpm) |
0.66/6,500 | |
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キャブレター型式 |
APBC | |
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始動方式 |
セルフ式（キック式併設） | |
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点火方式 |
CDI式マグネット点火 | |
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潤滑方式 |
分離潤滑式 | |
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潤滑油容量(L) |
1.3 | |
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燃料タンク容量(L) |
6.0 | |
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クラッチ形式 |
乾式多板シュー式 | |
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変速機形式 |
無段変速式（Vマチック） | |
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変速比 |
1速 |
2.850～0.860 |
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キャスター(度)／トレール(mm) |
25°40′/72 | |
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タイヤサイズ |
前 |
90/90-10 50J |
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後 |
90/90-10 50J | |
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ブレーキ形式 |
前 |
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後 |
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懸架方式 |
前 |
テレスコピック式 |
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後 |
ユニット・スイング式 | |
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フレーム形式 |
アンダーボーン | |
ホンダ広報発表より・・・
原付メットインスクーター「Ｄｉｏ(ディオ)」シリーズをマイナーチェンジし発売
「ホンダ ライブ・Ｄｉｏ
ＺＸ」のスケルトン仕様を限定発売
「ホンダ ライブ・Ｄｉｏ
ＺＸ」のスペシャルカラーを限定発売
