ライブDioZX01モデル(SK50MM1−X)
ライブDioZX01モデルは2001年3月に登場。基本スペックは前年同様ながらこの年の変更点はセキュリティの強化です。近年の車両盗難、特に原付は狙われやすくライブDioZXも人気のある車体の為に残念ながら盗難の話を良く聞きます。これに対応するためこの年のモデルでは2点のセキュリティの強化を施して登場しました。
まず、キーシリンダーのシャッター化。原付のキーシリンダーはハサミやドライバーを差し込まれてグリグリやられシリンダーそっくり回らないように壊される、キーが刺さらなくなってしまう・・・という被害傾向が多いのでキーシリンダーごと可動式の鉄板シャッターで目隠しをしてしまうという形を取っています。このシャッターは付属の別の特殊キーで開閉するという・・・車体一台にシャッター開閉用とエンジン始動用のメインキーという2個の鍵が付属するようになりました。
2点目はイモビライザー対応配線の採用です。イモビライザー・・・つまり車体そのものにセンサーを配置してイモビライザーON状態で車体を揺らしたり動かしたりするとアラームが鳴り、点火系を電気的に切断するという機器です。このイモビライザー(ホンダアクセス製08E50-GEV-000、13000円)を装着可能なように工場出荷時点で車体内のハーネスに予備配線がしてあります。
他、外観の変更では車体左右下部の「Powerd By Honda」のサイドデカールの廃止、車体カラーの変更(白、銀の色変更、黒はソリッドのブラックからブラックメタに変更)がありました。
ライブDioZXはこの年の改良によって「走り良く、環境にやさしく更に防犯性能をより高めた」という21世紀の2stスポーツスクーターとしての完成形をみます。
車体本体価格184,000円・・・セキュリティの装備追加の為(^^;)?
ホワイトメタ、シルバー、ブラックメタの三色
通称名 | Dio ZX | |
車名・型式 | ホンダ・BB-AF35 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.675×0.630×0.995 | |
軸距(m) | 1.145 | |
最低地上高(m) | 0.105 | |
シート高(m) | 0.700 | |
車両重量/乾燥重量(kg) | 75/69 | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃料消費率(km/L) (30km/h定地走行テスト値) |
49.0 | |
最小回転半径(m) | 1.80 | |
エンジン型式 | AF34E(空冷・2ストローク・単気筒) | |
総排気量(cm3) | 49 | |
内径×行程(mm) | 40.0×39.3 | |
圧縮比 | 7.1 | |
最高出力(PS/rpm) | 6.3/7,000 | |
最大トルク(kg・m/rpm) | 0.66/6,500 | |
キャブレター型式 | APBC | |
始動方式 | セルフ式(キック式併設) | |
点火方式 | CDI式マグネット点火 | |
潤滑方式 | 分離潤滑式 | |
潤滑油容量(L) | 1.3 | |
燃料タンク容量(L) | 6.0 | |
クラッチ形式 | 乾式多版シュー式 | |
変速機形式 | 無段変速式(Vマチック) | |
変速比 | 1 速 | 2.850〜0.860 |
キャスター(度)/トレール(mm) | 25°40´/72 | |
タイヤサイズ | 前 | 90/90-10 50J |
後 | 90/90-10 50J | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ディスク |
後 | 機械式リーディング・トレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | ユニット・スイング式 | |
フレーム形式 | アンダーボーン |
ホンダ広報発表より・・・
50ccスクーター「ライブ Dio ZX」と「ライブ Dio・S」に盗難抑止システムを装備するとともに新色を設定して発売