腰下割りの続き・・・



右側は分割できましたので今度は残った左側をやりましょう。




 左側(駆動系の付いている側)もケ−スとクランクの分割を行います。
今度の場合も同じくクランクケ−スカバ−を止めている8mmのボルト穴
を利用して3本の腕をセットします。




 グリグリと今度はどちらかと言えばクランクを押し出してやるような感じ
です。




 こうしてクランクと両側のクランクケ−スの分割が終わりました。
が、忘れてはいけないことがあります。今度はクランクベアリングの
分離です。しかも運悪くケ−ス左側の方は写真の用にクランク軸に
残ったまんま外れてしまったのです。
 嘆いていても始まらないのでベアリング外しの作業に入ります。




 まずは比較的簡単なケ−ス右側、ケ-スに残ったベアリングの外しです。



 


 まず、写真では見えていないのですがクランクケ−ス外側についている
オイルシ−ルを割り箸で押し抜きます。結構力とコツの両方が必要です。
マイナスとかの金属製のものではやっちゃだめでしょうね。クランクケ−ス
の内周面が傷つきます。イコ−ル一時圧縮漏れを引き起こす可能性があ
ります。慎重にやりましょう。




そうしたらケ−スをひっくり返して、本来は絶対こういう使い方はいけない
のですが、ソケットを使ってベアリングの内周部分にあてがい、たたいて
抜きます。今回はKTCの1/2ソケット17mmがピッタシ。




 こんな感じで叩き抜きます。




 作業完成。こんな感じでベアリング&オイルシ−ルの分離完了。
完全にクランクケ−ス右側は単体になりました。