フロントフォークの脱着&オーバーホール
さらにつづき...(〜組み付け)




 組み付けていきます。上記の写真はインナーチューブ内部の部品です。
部品をすべて脱脂&洗浄をしてから組み上げていきましょう。




 インナーチューブのなかのシートパイプ、リバウンドスプリングなど全て
元の状態で組み上げていきます。そうしたらボトムケースについているダ
ストシール&オイルシールのインナーチューブ接触面にシリコングリスを塗
布してボトムケースに差し込んでいきます。あ・・・ボトムケース内側のオイ
ルシールとダストシールにひび割れ&ちぎれがないかもちゃんとチェックし
ましょう。




 そうしましたらボトムケース底部についていた六角ボルトをまた締め付けるの
ですが、このボルトには銅製のシールワッシャがガスケットとして使われています。
再使用不可ですのでかならず新品のシールワッシャを入手して締め付けてください。
それと、ねじ山部にはネジロックを塗布してくださいね。




そうしましたらまずッフォークスプリングをインナーチューブの中へセット。
六角ボルト締め付け時、シートパイプが共回りしてしまうのを防ぐためです。
セットしたら上下をひっくり返して上から力を加えて押さえつけた状態(フォーク
がストロークしている状態)を保持しながら・・・




 締め付けトルク2、0kgmで締め付け。トルクレンチを使わないで手締めで
きつく締めすぎると次回からここが緩めるときにシートパイプも一緒に回って
しまうので緩めなくなります(本当ですよ)。締め付けトルク厳守なボルトと
言えます。

 これが終わりましたらフォークを上下元通りにひっくり返していよいよフォークオイ
ルの注入です。