はじめに
お客様にお車を安全に安心して快適にお乗りいただくためには、お客様一人ひとりにあった点検・整備が必要であることは言うまでもありません。しかし、「なぜ、この整備が必要か」「なぜ、この料金になるのか」「本当に整備されてるのか」と言うお客様の疑問に、確実に答えている整備士は少ないかと思います。
ここでは、車検時によく交換される消耗品や油脂類について、
国家一級小型自動車整備士
としてアドバイスのポイントや、基本的な「なぜ?」にお答えしたいと思います。
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タイヤは摩耗するとなぜ危険か?
・すりへったタイヤで水のたまった路面を高速走行すると、溝が少ないため排水できず、水上を浮いて走行することとなり、ハンドル操作やブレーキが効かなくなるハイドロプレーニング現象が起きやすくなる。
・すりへるとタイヤの肉厚が薄くなるのでパンクしやすくなり、事故につながる危険もある
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新品タイヤの溝深さは?
タイヤにより溝深さは違いますが、およそ7〜8mmです。
新品時のタイヤの溝深さは、タイヤ寿命予測のための大事な情報なので交換した時などは、メモを残しておくことが大切です。
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なぜ空気圧調整は必要か?
タイヤの空気圧は、特にタイヤに不具合がなくてもゴムの性質上だんだんと低下していきます。空気圧が低いまま乗っていると、タイヤの摩耗を早めたり、ハンドルが重くなったり、とられたりします。このため、時々空気圧を調整することが、車を安全に使っていただくために重要になります。
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なぜタイヤローテーションは必要か?
フロントタイヤとリヤタイヤでは、荷重・駆動時・旋回時などにかかる力が異なるので摩耗の仕方が違います。ですから、均等に摩耗させて長持ちさせるために経済的にもタイヤローテーションは必要です。
☆FF・フルタイム4WD・1BOX車−−−−−−−5,000km毎
☆FR・パートタイム4WD(除く1BOX車)−−−10,000km毎
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タイヤの摩耗限度は?
危険防止のためタイヤの摩耗限度は、保安基準で 1.6mm(一般道路)とされています。タイヤの横の△印を溝の方にたどってスリップサインが出ていれば交換しましょう。
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