車のQ&A
はじめに
 お客様にお車を安全に安心して快適にお乗りいただくためには、お客様一人ひとりにあった点検・整備が必要であることは言うまでもありません。しかし、「なぜ、この整備が必要か」「なぜ、この料金になるのか」「本当に整備されてるのか」と言うお客様の疑問に、確実に答えている整備士は少ないかと思います。
 ここでは、車検時によく交換される消耗品や油脂類について、国家一級小型自動車整備士としてアドバイスのポイントや、基本的な「なぜ?」にお答えしたいと思います。

 
 

 21    なぜエンジンオイルは減るのか?
オイル漏れ以外にも、ピストンや吸・排気バルブ、ターボチャージャーを潤滑しているオイルの一部が燃焼室に入って燃えてしまい、オイルの量が減ります。これは、異常ではありませんが、著しくオイルの減りが早い場合は、点検をおすすめいたします。

 22    エンジンオイルの交換が必要な理由
添加剤の性能が、熱や酸化により劣化するので、交換が必要です。交換しないと最悪エンジンが焼きつき、破損してしまいます。

 23    エンジンオイルを注ぎ足して使用したらどうなるのか?
定められた交換期間内にオイル量が低レベルになった場合、注ぎ足し使用(オイル補充)は実施する必要があります。
しかし、交換時期を過ぎたオイル(劣化したオイル)には摩耗粉やカーボン、スラッジなどの汚れが蓄積されています。また、添加剤も消耗していますから新しいオイルを注ぎ足しても、満足したオイル性能が得られずエンジンにとって悪影響を及ぼすので、定期的な交換が必要です。

 24    ディーゼルオイルとガソリンオイルを間違えて使用するとどうなるの?
・ディーゼル車にガソリンエンジンオイル使うと、腐食や潤滑不良による摩耗を促進しトラブルの原因になります。
・ガソリン車にディーゼルエンジンオイルを使った場合、短期間でトラブルに到ることはないが、長い間使い続けると潤滑不良による摩耗促進によって出力低下などのトラブルにつながることもあります。
以上のようになる理由のひとつには、添加剤の量がディーゼルとガソリンでは違うということが言えます。

 25    エンジンオイルに求められる性能は?
・潤滑作用・・・・・油膜をつくり摩擦抵抗を低減する
・防錆作用・・・・・油膜を切れにくくする
・密封作用・・・・・油膜によりシール性を向上させる
・清浄分散作用・・・・カーボンやスラッジを付着しにくくする
・冷却作用・・・・・オイルが熱を吸収して外部へ放散する
・酸中和作用・・・・・金属部分を腐食、摩耗促進から守るために酸を中和する
・酸化安定性・・・・・酸化を防止し酸化劣化物の生成をおさえる


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